葉山時間

Column

【コラム】北欧の暮らしとごはん #06 〜ディルたっぷりのスウェーデン風サーモンマリネ〜

スウェーデン料理になくてはならない食材、サーモン。日本でもお馴染みの食材ですが、焼いたり、生で食べられたりと世界中でもポピュラーなお魚です。

スウェーデンではGravadlax(グラァヴァドラックス)と言って、ディルでマリネしたものをよく食べます。

スモークとは違い、少し生っぽさもあり、ディルの香りがしっかりとした味が特徴的です。
今回は家庭でも簡単に作れる「ディルたっぷりのスウェーデン風サーモンマリネ」をご紹介します。

 

【材料】
・生食用サーモン 200g
・塩 10g
・砂糖 15g
・ディル 1束程度(お好みで調整)
・胡椒 少々(お好みで調整)

(ハニーマスタードソース)
・ディルの残りを少し
・はちみつ 10g
・マスタード 10g

 

【作り方】
①サーモンを保存袋に入れる。(皮は取り除く)
ディルは、太すぎる茎の部分は取って、葉の部分を刻みます。
塩、砂糖、ディル、胡椒を別容器に入れ、混ぜてからサーモンを入れた袋に入れる。

②冷蔵庫で一日寝かせて、翌日に調味料がしっかりと溶けて、マリネされていたら完成です。

【ポイント】
そのままだと切りにくいので、冷凍庫で少しだけ凍らせると薄くスライスしやすいです。
とはいっても、完全に凍らせると切れないのですが、半解凍くらいがベスト! お店でもそうしているのですが、この料理の一番難しいポイントです。



砂糖の分量が塩より多くなっているのですが、そこがスウェーデン風。少し甘めなんです。このディルの香りいっぱいのサーモンマリネをハニーマスタードソースにつけて食べます。

ソースの方は、はちみつとマスタードを同量でただ混ぜたとても簡単なもの。

調理法は本当に簡単なのですが、ディルというハーブが日本ではとても手に入りにくいです。このマリネにはフレッシュディルが欠かせません。

ハーブなどを取り扱っているちょっとおしゃれなスーパーなどに問い合わせると、予約できたり、1束でもその日のために仕入れてくれるお店もあります。

ディルさえ手に入れば、とっても簡単に作れるので、いつものサラダに乗せてちょっとボリュームを出したり、特別なディナーにもぴったりなので、ぜひ試してみて下さいね♪

Melting potオーナー
原ベックマン 彩子

鎌倉に生まれ育ち、スウェーデン人の夫と暮らす。服部栄養専門学校卒業後、世界の食文化に興味を持ち、さまざまなジャンルの飲食店で働く。カナダではベイカリー、スウェーデンではレストラン勤務を経て、鎌倉・長谷にスウェーデン料理を取り入れながら、カナダで学んだバターミルクビスケットやスープをメインとしたカフェ『Melting pot』を経営。現在に至る。

Melting pot
神奈川県鎌倉市長谷2丁目21−5
営業時間:8:00〜15:00
定休日:日曜、祝日

 

 

Column 一覧