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【コラム】わたしの葉山時間 #04 葉山の海の魅力

葉山の海の魅力

みなさん、こんにちは。悪天候が続いておりますが、体調などくずされておりませんか? 今回のコラムは夏らしく、葉山の海をご紹介したいと思います。

三浦半島西部に位置する葉山町のビーチ。天皇の別荘地となっている御用邸や森戸神社に隣接した森戸海岸、夕陽スポットで賑わう一色海岸など、大人のリゾート地としても人気です。ちなみに、葉山の夕陽は、かながわの景勝50選に選ばれたそうですよ。波が穏やかで比較的人が少なく、カップルやファミリーでのんびりとした時間を過ごすには最適ですし、晴れた日は江ノ島や富士山を望むことができます。

一般的にあまり知られておりませんが、実は葉山には関東有数のシュノーケリング&ダイビングスポットがあります。なかでも、葉山町が天然記念物に指定した貴重なエリアである芝崎海岸は、コンディションが良いと感嘆の声をあげてしまうほど透明度が高くなります。「葉山ブルー」とも呼ばれているそうです。



透明度だけでなく、クロダイやハナタツなど、年間を通じてさまざまな生物に出会えることも魅力です。海藻が非常に豊富なので、海藻とともに生息する生き物が多く存在し、昭和天皇が海洋生物の研究に打ち込まれていた場所としても知られています。

わたしはスキンダイビングを趣味として楽しんでおります。スキンダイビングとは、スキューバダイビング器材などの水中呼吸装置を使わずに自分の息だけで潜る、素潜りのことです。海好きが高じて、沖縄の瀬底島に貸し別荘「美ら民家」を運営しており、メンテナンスに行く傍ら、もっぱら沖縄でばかり潜っていました。ですが、葉山の海の透明度に驚き、自宅の近くでも潜りに行くようになりました。

芝崎海岸は磯遊びだけでなく水深が10mを越す場所がありますので、初心者から上級者まで楽しむことができます。地形が独特で岩場が入り組んでおり、潮の流れが複雑になりやすいので、潜る際は流れに気をつけ、ブーツやグローブなどを装着し、安全に楽しみましょう。芝崎海岸周辺の海は、すべてがスポットと言えるほど魅力的です。魚だけでなくウミウシやタコなどにも会えるかもしれませんよ。

今回お写真は、芝崎海岸のほど近く、三ヶ下海岸の目の前に佇む「Sunny Funny Days」さんと「Sunny Funny Days」でヨガやシュノーケルガイドをされているTomoko先生からご提供頂きました。PADI Snorkel Guide資格を保有しているTomoko先生の深く美しく人魚のように海に潜られる姿は、見ているだけでうっとり♪ さらに、葉山の地形を知り尽くしているので、安全に、そして何より楽しく水中散歩に連れて行ってくれます。是非ツアーに参加してみてくださいね。

 

株式会社MotherEarth代表
香りのプロダクト「ZEN 」プロデューサー
フリーマガジン「UPCYCLE」編集長
山本朱美

沖縄にある築60年の地域財産をリノベーションした古民家貸別荘「美ら民家」の運営をはじめ、香りのプロダクト「ZEN 」のプロデュース、フリーマガジン「UPCYCLE」の編集長を務めるなど、活躍は多岐に渡る。また、葉山にある古民家にて自給自足、エシカルライフを実践しており、そのライフスタイルも注目されている。

 

 

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