神社参拝のお作法

こんにちは、ひさとみゆりかです。
第三回目の「#幸運を引き寄せる暦のおはなし」となる今回は、大人として身につけておきたい神社参拝のお作法についてお話します。パワースポットとして神社巡りや、御朱印を集めているかたも多くなり、神社参拝はより身近になっているように感じます。せっかくであればそのような機会に正しいお作法で参拝を行いましょう。

最近はとにかくお願い事を叶えるためにパワースポットと呼ばれているところに行きたい！というかたも少なくありません。ですが、参拝する神社仏閣が神社なのか、それともお寺なのかでお作法は異なり、参拝するところにいらっしゃる神様により得意な分野が違います。そもそも神社は神道、お寺は仏教で基本となる考え方も違うのです。

神仏習合といい、仏教も神道も融合してひとつの考え方として捉える日本独特な文化があり、お寺のなかに神社があるところもありますが、失礼がないようにその場所について事前に知り、学んでおくことはとても重要です。ぜひ参拝のときには、由緒を調べてどのような歴史があるのか、どんな意味で作られ神様が祀られているのか調べてから参拝してみてください。そうすると、より深くエネルギーを感じられると思います。

それでは神社での参拝方法についてお話していきます。まず、参拝の時間ですが、基本的に日が出てからの日中、暗くなる午後から夜は避けます。大晦日など特別にご祈祷が許されているときはよいのですが明るいときが一番よいです。

そして鳥居の前で一礼をしてから通ります。このとき手に食べ物や飲み物を持ちつつ入ることは失礼にあたります。飲み物などはカバンにしまっておきましょう。

次に手水舎（てみずや）で手と口を清めます。ただ、いまはコロナ禍ということもあり、この手水舎が使えないところも多いでしょう。この場合はハンカチやウェットティッシュなどを持参し、そちらで拭いてからでもよいでしょう。

というのもこの手水舎のルーツは参拝の前に、身を清めて、けがれを落とすという意味があるのです。手水舎がなかった昔は川で身を清めたとも言われていて、すっきり綺麗にするということが行われたらよいのです。

参道をすすみ拝殿の前についたら一礼をしお賽銭を捧げます。神社では白いお金がよいとされるので（1円、50円、100円、500円、1000円、10000円）をお賽銭箱へ。

麻縄を手前に3回引き、神様にご挨拶をします。

二礼二拍手一礼をしてからそのまま、手を合わせて小さな声で自分自身の住所、名前を伝えます。それから日頃の感謝とこれからの行動の宣言とお願い事を。このときに必ず具体的にいつまでにそのお願い事を叶えたいのか、期日も伝えるようにします。

そして深くお辞儀をします。

御朱印をいただく、またお守りを購入する、おみくじをひく場合は、参拝のあとにしましょう。また帰る道すがら、基本的に最後の鳥居をでるまでは拝殿のほうを振り返ってみないというのがルールです。参拝のあとも神社で過ごすときは、拝殿のほうはむやみやたらに何度も振り返らないようにしましょう。

最後に鳥居まで参道をすすんだら鳥居をでたところでは、振り返りお礼をしましょう。

正しいお作法で参拝できれば、自信になり、きっと気持ちがすっきりするはずです。今回のお話を読んで参考になるところがあればぜひ、次回の参拝で行ってみてください。

今はまだ旅行などが制限され、パワースポット巡りができないと嘆いている方もいらっしゃいます。ですが私は遠くのパワースポットよりまずはご自宅の近くの氏神様を大切にすることが開運の秘訣と常々お伝えしています。

この機会に氏神様や近所の神社仏閣を調べて、参拝してみてくださいね。

次回は日本と古くから縁がある吉日の考え方についてお伝えいたします。

 

ファイナンシャルプランナー兼暦鑑定士

ひさとみゆりか

新卒で証券会社に入社後、ご縁がありお寺や神社の資産運用にたずさわる。そのときに旧暦（こよみ）の見方、考え方を教わり、学びを深め、富裕層のクライアントなどへ暦のタイミングについて話せるようにまでなる。2016年暦でみるタイミングが吉となりファイナンシャルプランナー兼暦鑑定士として独立し、半年後に本を出版。2020年よりインスタグラムにて暦の発信をスタート。現在は暦と季節を大切にするサイト＜暦と季節＞をリリースし、日本古来から続く暦について伝えている。

暦と季節を大切にするサイト
https://koyomitokisetsu.com/

YouTube＜九星気学に基づいた運勢についてお話しています＞
https://www.youtube.com/channel/UCnZLwG1xhFco1SIllDmuUjQ