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【コラム】UNDER THE SUN #03 真夏の森戸川源流トレイルを行く

真夏の森戸川源流トレイルを行く

こんにちは。葉山のパーソナルトレーナーTANです。
毎日暑いですね。

夏といえば葉山、葉山といえば海、というイメージが多いかと思いますが葉山の魅力はなんといっても山です。

そんな葉山の山の自然を紹介したいと、管理栄養士のCHIE、アウトドア遊びのエキスパートのSACHI、そしてパーソナルトレーナーの私、TANの3人で「SYNERGIZE Hayama」というユニットを組んでいます。2020年の秋からスタートした活動で「ヘルシーな食事と適切な運動で葉山の自然をココロとお腹でめいっぱい楽しむ」をメインテーマにかかげて活動しています。

そのひとつ、「葉山あるき」はその季節ごとの気持ちいいトレイルを10キロほどトレッキングして、美味しいランチを自然の中で堪能するイベントとなっています。7月30日に開催した同イベントでは、私の葉山で一番のお気に入りトレイルコースをご案内したので、その模様をご紹介したいと思います。

葉山には「三浦(葉山)アルプス」と呼ばれる低山がトレイルでつながっているエリアがあり、「SHOPPING PLAZA HAYAMA STATION」をスタートし、住宅地を抜けていくと、少しずつ木々が増えてきて、森戸川源流林道のトレイルヘッド(トレイルをスタートするポイント)に到着します。バードウォッチング愛好家の方たちが静かに大型レンズのカメラを構える横を通り抜け、しばらくトレイルを進むと、いつのまにやら車の音などが一切聞こえなくなり、気がつくと鳥のさえずりと川のせせらぎしか聞こえない林道となります。

「一体ここはどこ?」
初めて森戸川源流林道へ来た人は大体そう思うんだとか。私も初めてこの林道を走ったときは「なんてステキなところなんだろう」と感動のあまり、文字通り言葉を失いました。海のイメージが強い葉山ですが、この森戸川源流林道はディープな葉山の自然の奥深さを目から、耳から、ハートから、カラダいっぱいに実感させてくれる場所です。

木々が木陰となるトレイルは、涼しく快適。



森戸川がどんどん細くなり源流の風情を見せるエリアに来ると、頭上になにやらコンクリートの橋が!?

ちょうどここは横浜横須賀道路の逗子インターから逗葉新道につながるバイパスの真下なのです。それを伝えると「えー! そんなところにいるんだ」と驚き、だいたい自分たちがどこにいるのか把握できるようです。マイナスイオンを吸いながらどんどん歩いていくと、トレイルヘッドから3キロ弱で森戸川林道終点の分岐点に到着します。この分岐から葉山アルプスのいろんな方面に行くことができるのですが、私たちは「二子山方面」へ沢づたいに進みました。

雨が降ると水嵩が増して歩くのが困難な源流ですが、イベントのタイミングは、晴れた日が続いていたので、川の水はほとんどなく、沢登りにもちょうど良い感じでした。

石の上を飛びながら進んだり、滑って川に足をつけちゃったり…。夏ならではの沢登りトレッキングはトレーナーの私からしてみると、これも立派な体幹が鍛えられるバランストレーニングです。

沢を登っていくと2019年の秋の台風で崩れたところから倒れた大木が川に根こそぎ横たわっています。しばらくは立ち入り禁止となっていましたが、地元の保存会と役場のご尽力で今は安全に通れるようになりました。

自然の驚異を目の当たりにしながら、大木をよじ登ってまたいで進みます。

山肌から水が湧き出る源流をどんどん進んでいくと…、

「あー気持ちいい!」。参加者の方たちから声が聞こえました。日本の美しい海岸100選に選ばれた一色海岸での海水浴も楽しいけれど、葉山の山の森林浴もとても気持ちがいいものです。

次は、沢沿いのトレイルから一転、二子山の山頂へ登っていきます。

涼しい空気から蒸し暑い空気へ。強くなる陽射しのなか、どんどん登っていくと、遠くに横浜みなとみらいやスカイツリーが見渡せる二子山山頂へ。



滝汗な登りはこれで終わり、一気に南郷公園まで降りていくと…、



ゴールの南郷公園へ到着します。みなさん本当に頑張りました。



トレイルも終わり、お腹がぺこぺこの参加者が毎回楽しみにしている管理栄養士
CHIEの作るヘルシーなお昼ごはん。イベントの開催日は、「ちらし寿司」でした。

暑さで疲れたカラダの疲労回復にピッタリの酢飯の上に、サザエにウナギ、エビ。さらに、付け合わせにはたっぷり野菜、甘辛に煮たこんにゃく、スパイスの入ったレバーのフライ。私はレバーが苦手なのですが、嘘みたいにおいしく食べられました!

デザートはオーツフラワーにデーツ、メープルシロップを使った砂糖不使用のコロンとした丸い元気玉。冷えたアイスコーヒーとの相性も抜群で、木陰でのお昼ごはんタイムは参加者同士のおしゃべりにも花が咲きました。

あっという間の4時間。ディープな葉山の山を歩くこと約8キロ。
真夏の葉山の自然からたくさんのエネルギーを受け取りながら、森林浴で深呼吸。歩き切った達成感と爽快感で心の奥からパワーチャージすることができました。

次回の『葉山秋あるき』は11月を予定しております。ディープな葉山を堪能するトレッキングと、地産地消の心躍るおいしいお昼ごはんをぜひ楽しんで頂ければと思います。

私は、ココロとカラダはつながっていて、運動と食事によって双方が満たされたときにこそ真の健康美が生まれると思っています。それを実感できる『葉山あるき』。ディープな葉山を歩いてみたい、と思われた方、ぜひ次回の『葉山秋あるき』にご参加ください。

お待ちしております。

プロフィール
『TIDEPOOL Studio』主宰
パーソナルトレーナー

TAN
都内でのスタジオでのトレーナー経験を経て、9年前に生まれ育った逗子・葉山エリアにスタジオ『TIDEPOOL Studio』を本格的にスタート。『BEACH葉山アウトドアフィットクラブ』にて毎週木曜日ワークアウトも開催中。そのほか、トレイルランニングや食事と運動を掛け合わせた3ヶ月ダイエットプログラムなど多数の人気プログラムを担当している。

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