葉山時間

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【コラム】 #心地よい暮らしと、石けんと。 第7回 〜魅力的な人の条件〜

どうしたって惹きつけられてしまう、魅力的な人。
魅力的な人、と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか。

人柄、言動、見た目の美しさ?
今回のコラムでは心を惹きつけられてしまうような「魅力的な人」に共通する条件。
そんなことを綴ってみますね。

人柄、性格、見た目など、人によって「魅力的だなぁ」と感じるポイントや条件はさまざま。
わたしが思う魅力的だと感じる人の条件、それは「ポリシーと素直さ」のバランスが絶妙な人。

それは、どういうことかというと、ここはゆずれない!というような「自分の得意な分野」では異常ともいえるほどの「ポリシー(こだわり)」を持っていて、そうでないところでは、それを手放すことができたり、他人からのアドバイスには「あ、そうなんだね」と、あっさりアドバイスを受けいれるような「素直さ」をかねそなえている人。

そんな、多面性というかギャップを持った人を、魅力的だとわたしは感じます。
お仕事の面でもいわゆる「できる人」には、そんなタイプの方が多いような気がしてならないのです。

そもそもなぜ、魅力的な人について語りたくなったのかというと、この町に暮らしていると魅力的な方にかなりの確率で出会うなぁと感じたから。

そんなわけで、わたしの暮らしている町「葉山町」のことも紹介させてください。

町内には鉄道の線路や駅は、ありません。
つまり、交通の便が良くないということ。

にもかかわらず、住み心地ランキングではつねに上位にランクインする葉山町(2021年は県内4位!)。

美しい海と山。すこし歩くと、いい雰囲気の小径があって。
ゆるやかに時が流れる、心地よさを感じられるエリア。

(小さなことかもしれませんが、いわゆる大型店やパチンコ店がないのも好き)

「一度は、こんな町で暮らしてみたいな」

と、思えるような条件がいくつもそろっているんです。

もちろん、いいことばかりではなく、デメリットもあります。

例えば、最寄り駅である逗子駅までの道路では、雨の日の大渋滞がありますし、終電になるとタクシー待ちの行列もあったり。

行楽シーズンになれば、近隣の道路は大渋滞…。
というような、不便さもあります。

それでも、みずからこの場所に暮らすことを選んだ町民の方たちはきっと「不便は承知。でも、この場所を選んでくらしています」。

というどこか似たような価値観を持って、この町へと引き寄せられてくるのだとしたら。

つまりそれは、不便でもこの場所を選んだのだ。という「ポリシー(こだわり)」とこの場所が好きだから、多少の不便さは受け入れます。という「素直さ」をもっている人。ということなのかも。

それってつまり、わたしの思う

「魅力的な人の条件」にも当てはまる!と、ぱちんっとつながって、

ああ、どうりでこの町にはわたしにとって魅力的な方がたくさん集まっているわけだなぁと、ひとり納得し、うれしくなった。

魅力的な人を見たり、同じ空間にいることで、ほんの少しだけ自分もそこに近づけるような気持ちになるから、不思議ですね。そして、わたしもいつかそんな人になりたい。

 

【プロフィール】

手作り石けん教室『soapmaking studio uguisu』主宰

chitose

自身の肌の弱さと子どものアトピーをきっかけに石けん作りに興味を持ち、学び始める。2016年葉山町の自宅にて手作り石けん教室「soapmaking studio uguisu」を立ち上げ、現在はワークショップ、自宅でのプライベートレッスン、オンラインレッスン、体系的に石けん作りが学べるオリジナルカリキュラムなどを実施中。アート作品のような美しい石けんが並ぶインスタグラムも人気。

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