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鎌倉花壇店主が伝授する鉢物コーデ #1

お気に入りプランツを素敵な衣装でドレスアップ

はじめまして、鎌倉花壇と申します。毎日たくさんの人たちで賑わう鎌倉小町通りの入り口、朱赤の大鳥居をくぐり、不二家さんのお隣にあるビルの一角にちっちゃなちっちゃな花屋があります。名前は鎌倉花壇。店頭にはめずらしい山野草や鉢物、色とりどりの花で溢れています。おじいさま、おばあさまから若いカップルまでオープンスペースに広がる「花のおもちゃ箱」に今日も人だかりができています。

鎌倉花壇の店主がいつも考えていること…。それは、「いろんな種類の植物や花たちとの新しい出会いでお客さまの心が和んだり、勇気がもてたり、楽しい気分になったりしてお客さまの人生にささやかな彩(いろどり)を添えること」です。

さて今回のテーマですが、せっかく買ってきたプランツをただ飾るだけでなく、ちょっとした工夫やコーディネートによってあなただけのプランツと楽しく暮らしていける。そんな小さなアイデアをお伝えしていきたいと思います。第一回目のなる本コラムでは、鉢物コーデについてお話したいと思います。

みなさんがお花屋さんの店頭で買われている鉢物や苗は大体は無粋な黒のビニールポットや白やグリーンのプラスチック鉢(通常プラ鉢と呼んでいます)に入っており、このまま飾っていらっしゃることも多いのですが、これではせっかくのプランツの魅力が半減してしまい、もったいないです…。あなたの大切なパートナーですから、好みの服を着せてあげましょう。

今回紹介するのは、いろんな色合いの糸で編み込まれた鉢カバーです。微妙な色合いが絡み合った太い縄状のもので織り込まれていて、見た目は力強く、細部は細やかな色使いに包まれた素敵な鉢カバーです。織りもの独特のあたたかさも伝わってくる鉢カバーに無粋なプラ鉢を入れるだけであら不思議…、あなたのテーブルの上にメキシコが広がっています。照りつける太陽の下でマリアッチの演奏に囲まれながら、今日はお家でモヒートカクテルでもいかがでしょうか?
鉢カバーひとつで家の中ががらりと変わり、楽しいおうち時間のひとときとなればいいですね。

最後に縄製鉢カバーの使用上の注意点をお伝えします。内側は一応防水用のビニールで囲まれています。ですが、どんな鉢カバーでも、穴が開いていないタイプの鉢カバーに入れている場合は水やりのときに必ず鉢カバーから植物を出して給水してください。完全に水切りを確認した後、元に戻すことが大切です。底に水が溜まってしまうと根腐れの原因となり、植物の寿命を縮めてしまうので注意が必要です。このひと手間があなたの大切なパートナーの命を守るのです。

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